つばさの家 香山の家 月新堂医院の改修
お客様の声
種蒔く家 Mさん (コメント時 築1年半)
(同じ敷地での建て替えのご依頼でした。)
東側は公園の土手に面していて、その樹木や鳥、虫の声に四季を感じられる環境ですが、その他3方は住宅に囲まれて日当たりが悪く、特に冬場は室内に光が充分届きませんでした。
それに加えて入口の狭い旗竿状の土地。決して良い条件の物件ではありませんでした。
高橋さんは設計前に、この土地の周囲を何度も観察され、実際歩かれていました。
建物をどの様に設計するかはもちろんですが、建物に周囲の環境(光、風、音)をどの様に取り込んで、その場に存在させるのかを考えて下さっていたのだと思います。
これは建物が完成してから気づいたことです。
同じ敷地であっても、建物の設計でここまで変わるとは驚きでした。
まるで異なる土地に移ったかのような。それほどの大きな環境の変化を室内外に感じております。
住み始めて1年半ほど経ちますが、日々感動しています。
もう一つ素晴らしかったのはその設計を具現化する工務店さんです。
完成した設計をどう作り、どう実現するかは職人さんの腕と心によるものです。
職人さんの技によって進んでゆく様が日々感動でした。
建築士・工務店・施主が心一つとなって、はじめて「住む場」が建て上げられる。
「住む」ということは「生きる」ということと等しく、
「家を建てる」ということは「どう生きるのか」という問いに、見える形で答えを出すということでした。
そのためにも、誰に依頼するのかはとても大きなことなのです。
高橋さんは何度も話を聞いてくださり、施主にわかる様に答えて下さり、
工務店とも一致して、建築という形で「生きる場」を実現してくださる建築士です。
住み始めてからは、住人の責任です。
与えられたこの恵みに感謝して、福音の種を蒔いていこうと思います。
ノッポハウス Kさん (コメント時 築3年)
高橋さんは、友人の家を改修した建築家でした。
その家が大好きだった私たちは、自分たちの家を建てようと思った時、自然な流れで高橋さんの設計室を訪ねました。結局、土地を探すところから相談にのってもらい、予算は少なく、希望の多い私たちの家づくりに根気強く付き合っていただくことになりました。
高橋さんの設計は、一言でいえば、生活者の視点に立った家づくりということでしょうか。
暮らしてみると、窓一つをとっても、その位置や大きさに意図があったことに気付かされます。
工事が始まった頃、低い場所にある小さな横長の窓のことを尋ねたら、その窓から食卓に自然な光が映って、食事がおいしそうに見えるという返事が返ってきて驚いたことがありました。
周りを家々に囲まれた我が家ですが、外からの視線は気にならないのに、どこにいても柔らかな光や自然な風が入ってきます。
高橋さんには、地盤調査の結果や、基礎工事の鉄筋の量に至るまで、その都度、細かく説明していただきました。
家の隅々まで知っているという安心感が、私たちの暮らしの根底を支えてくれています。
つばさの家 Nさん (コメント時 築1年)
家づくりは、「土壁の家を建てたい」という思いから始まりました。
工務店、建築家などを回り三年程かけて情報を集めました。
決め手は、高橋さんの掲げるコンセプト「適う家」でした。
住む人だけでなく、携わる人、環境にとっても理に適っていると同時に、素材の微妙な風合いを大切にされていて、私たちと価値観が合うように思えたからです。
実際に会って何度も話ができたこと。
話をとことん聞き、それを設計に起こしてくれたこと、
お互いの言葉のニュアンスが理解しあえたこと等がよかったと思います。
その結果、私たち夫婦それぞれがアーティストとして制作するための想像のつばさを広げる空間と、日常の羽を広げプライベートを楽しむ空間を確保することができました。
また、軒を大きくした縁側と土間のある空間は、光と風、季節を感じる心地よい場所となりました。
着工から完成まで一年。
現場をじっくり見ることができたおかげで、私たちは家を「買った」のではなく、自分たちも「つくった」という気持ちになりました。
家づくりは、建築家、職人、施主の信頼関係をいかに築くかが鍵だと思います。
せっかくの家づくりを最大限に楽しまないともったいないと思います。
香山の家(コメント時 築12年)
(小さな暮らし作家Nono KaoriさんFacebookより)
小さな暮らし
地産・地消の家
根っこの生えた家がよかった。
猿投の土を使い、できる限り土壁にした。鳳来の木を使い、足助の大工さんに建ててもらった。
地震が来て、もし、下敷きになるなら
コンクリートは嫌だった。木に潰されるなら、いいとおもった。
一度しか建てないから、妊娠中だったけれど、設計士さんの所へ 何度も通った。
今、ようやく 自分らしくなってきつつある家
これからどう住むか 自分で考えていくことに ワクワクしている
近いうちに 久しぶりに設計士さんとおしゃべりにいこうと思う(^_^)ノ
ご縁に感謝して、日々の暮らしを楽しんでいこう
12年前は雑木林を切り開いた新しい造成地でした。
赤土のひな壇に一斉に新築メーカー住宅が建ち並んでいくなか、
敷地の背後にわずかに残された木々に着目しました。
「あの緑を街につなぐ家にしたい。」
それは提案コンセプトのひとつでした。
高橋
12年経って庭木が大きく育ちました。
緑の中にぽっかり浮かぶ屋根。
リビングから
月新堂医院の改修(抜粋)
私は月新堂医院の3代目ですが・・・中略・・・高橋泰樹設計室に依頼して医院トイレ、レントゲン室、住宅玄関と応接間及び書斎、これらをまとめて設計していただきました。
(旧中庭を新たに活用した)門扉からエントランス、玄関へと至る部分はとても気に入っています。
東向きのエントランスですので、朝日が当たり、午前中は摺りガラスを通して暖かな日差しが射しています。
長い工事期間でしたが、今回の医院および玄関、応接室、書斎の改修工事の結果は100%満足しております。どうもありがとうございました。
月新堂医院 院長 伊藤幸義