三重県津市の中心部。
その寺域は官庁のビルが立ち並ぶ一角にあります。
深い森のような一帯は、市街地に安らぎを与える貴重な場所となっています。
その本堂は戦後に再建されたRC打ち放しによるモダニズム建築で、山門をくぐると参道の正面に、森の中に浮かんだ丸みを帯びた大きな屋根のシルエットが印象的です。
ここでは本堂のシルエットを引き立てつつ、調和を添えるものとして存在したいと考え、設計を行いました。
所在地/三重県津市
延床面積/366.07m²(110.74坪)1階220.27m²(66.63坪)2階145.80m²(44.10坪)
竣工/2009年10月
設計監理/高橋泰樹設計室
施工/㈱別所工業