市街地から標高差で50Mほど高い台地の上に、駅やモール、総合病院を中心にした大規模な街が開発されている。
敷地の前を広い幹線道路がまっすぐに伸びていて車はスピードを上げて通過する。
今はまだ空地が多いが、これからはもっと家が建ち、交通量も増えることが予想される。
目の前の幹線道路から生活空間を守るためにコンクリートの壁をたて、その中に前庭を設定した。
その前庭を望むリビングには耐震フレームを設置することで壁をなくし、庭への開放感を高めている。
2階はテラスを広くとり、ステンレスの格子によって通りからの干渉を和らげている。
また、片流れの屋根形状は室内から上方への視界を確保する。
それにより各室からは、テラス越しに遠くの山並みや空の色を楽しむことができる。
また、吹抜けを通して1階へも届けられている。
所在地/愛知県豊田市
延床面積/133.20m² (40.29坪)1階83.62m² (25.29坪)2階49.58m² (15.00坪)
竣工/2017年3月
設計監理/高橋泰樹設計室
施工/大昌建築